ひと を知る。
TA(テクニカルアドバイザー)の主な業務はお客様の受付です。ヒアリングをもとに「オーダー」という指示書を作成してTS(テクニカルスタッフ)に情報を共有したり、整備結果をお客様にご説明したり。もちろんTSだけでなく、CA(カーライフアドバイザー)とお客様対応について確認することも多いので、毎日社内のあらゆるスタッフと仕事をしています。
日々この仕事にやりがいを感じていますが、就活中はこの仕事の存在すら知りませんでした。接客をしたくて就活を進めており、日産福岡もCAで受験しました。面接でその年から新たに募集しているTAのことを教えてもらい、結果的にTAとして日産福岡に入りました。
数字を求められる営業の仕事に少し不安を感じていたこともあって、自分にあっているような気がしたんです。
元来TAは長年TSを経験した人がつく職業で、初めからTAとして採用されるスタッフは私が初めてでした。これまでの「日産福岡のTA像」とは違うところを目指してのスタートだったと思います。入社当初はクルマの知識はおろか、運転さえままなりませんでしたから(笑)。
営業からフロント業務に移られた先輩の女性社員が数名いらっしゃったので、そういう方を目標にゼロからなんでも教えてもらいました。
また、逆に専門知識が無かったことが接客に役立っていると感じることも少なくありません。実は、来店される方の多くは女性なんです。クルマのことはあまり詳しくないけれど、旦那さんの代わりに点検をしに来たというような。そういうクルマの知識が少ない方と同じ立場にたって、分かりやすく説明が出来ることは自分の強みだと考えています。また、新しいことをどんどん学んでいくので、毎日自分の成長を感じることができたのも嬉しかったポイントです。
入社1年目のときに、先輩が「サービス技術大会」の全国大会の舞台に立たれている様子を見ました。その姿が本当に素敵で、自分もあの場所に立ちたいと思うようになりました。新型コロナの中断期間を経て、昨年(2022年)の九州大会に出場しました。私が出場した女性TA部門では、筆記試験と実技があります。実技では、決められた時間内でお客様からヒアリングを行い、適切な提案が出来たかや、お客様にかける言葉やお辞儀といった所作も採点されます。
結果的に全国大会に進むことはできなかったのですが、TAになった時から目標としていた舞台に立てたことは素直に嬉しかったですね。大会の前になると普段の業務から離れて、他店舗から参加するスタッフと一緒に試験対策を集中的に行います。この研修を通じて、普段の業務に活かせる様々なことが学べました。もっともっと力をつけて、今度こそ全国大会にチャレンジしたいです。
この仕事に就きたいけれど、クルマに詳しくないので不安…と考えている方もいらっしゃると思います。実際私もそうでしたから(笑)
でも、一番重要なのは「お客様のために行動したい」というマインド。スタッフの作業やお客様の問題解決を円滑にするのが私たちの役割なので、コミュニケーションをとるモチベーションが高い方にぜひ挑戦いただきたいですね。
工場長 からのメッセージ。
お店の顔として受付業務を主に担当してもらっています。お客様からのご用命を受けてTSに指示を出したり、TSからの診断結果をお伝えしたりといった感じです。
日産の技術大会に会社の代表として参加し、技術的にはもちろん精神的な面でも成長を感じています。この貴重な経験を通じて学んだことを社内に還元していってほしいですね。
日産福岡 井尻店 木村工場長