自粛期間中のドライブは?

外出自粛要請の中、クルマでの外出はNG? 感染リスクは?

自家用車で移動する際に気をつけるべきこととは?

 2020年4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に備える改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく緊急事態宣言が出されました。さらに安倍晋三首相は5月4日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、5月6日までとしていた緊急事態宣言を全都道府県を対象に5月31日まで延長すると正式表明しました。

 長期間の外出自粛要請が続いていますが、クルマに乗って外出するのは問題ないのでしょうか?

 不特定多数の人と濃厚接触の可能性がある公共交通機関での移動に比べると、クルマ(自家用車)での移動はリスクが低いと考えられます。

 政府は緊急事態宣言後も、買い物や病院への通院など必要な外出は認めることや、健康維持のための散歩や必要な出勤は禁止されないこと、そしてスーパーやコンビニ、薬局などの営業も継続されることを明言しています。

そのうえで、クルマを使って外出する場合の注意すべきポイントは、どのようなことなのでしょうか。

クルマでの移動は問題アリ?

 ひとりで、または普段生活を共にしている家族と、家で所有するクルマに乗っている状態であれば、家のなかにいるのとほぼ同じ環境にあると思われます。

 その状態での移動は問題ないとしても、クルマから降りた場所は「外」です。「三密」を避けてマスクを着用し、他人との距離(ソーシャルディスタンス)を2m程度に保つのが重要です。

クルマを使って買い物に行くときの注意点は?

 目的地で用事を済ませ、クルマに戻る前の行動がポイント。必然的に不特定多数の人が触れるところに触ることも多いため、乗車前に手指をしっかり消毒しましょう。

 必要なものを買うために訪れた店舗や休憩施設の出入口などにある消毒用のスプレーなどを使って清潔に保つことが重要です。

気分転換のドライブは?

 緊急事態宣言が出されている現在も、少人数で近所を散歩したり、外に出て軽い運動をしたり、健康維持やストレスを減らすための外出なら問題ないとされています。

 家から少人数の家族で出かけて、窓を開けて風を十分に入れながらドライブを楽しんだり景色を楽しんだりすることはストレス解消になりますし、健康維持の観点からも良いでしょう。

 ドライブだけでクルマから降りないか、または降りる場合でも他人がほとんどいないような場所ならリスクはかなり低いと言えます。

感染リスクを避けるには、ドライブスルーを活用。

 感染のリスクを極力避ける手段として、クルマから降りずに車内で食事ができたり、家に持ち帰って食べたりできるドライブスルー方式のお店は心強い存在。

 お約束ですが、ドライブスルーで購入したものを車内で食べる前には手指をしっかり消毒するのをお忘れなく。

ご不明な点は下記相談窓口へ