USER’S VOICE
2023.10.12
使うことでライフスタイルが変わる電気自動車。農業の持続可能性を追求する中で活用しています。
- 日産サクラ Xグレード
- 中標津町 在住
- #ランニングコスト
- #未体験の走り
- #卒FIT
- #再生可能エネルギー
- #ワークプレイス・チャージング
竹下様 インタビュー
[グレード] 日産サクラ
[使い方] 社用車
事業内容を教えて下さい。
牧場経営及び関連する事業をメインで行っております。その中で農業の「持続可能性」を軸に、エネルギーマネジメントに取り組んでおります。
事業におけるエネルギーマネジメントの面では、牧場や関連施設で省エネ、エネルギー効率の良い機器の導入を進めています。ここ数年、世の中の変化に対して、今の農業の在り方に疑問を感じていました。一例として、農薬の散布には農業用の無人ヘリコプターが使われてきました。それが、ここ5年程度で電気駆動のドローンに置き換わってきました。
EVという観点では、今後の農業ではEVトラクターが主流になっていくと予測しております。それと並行して、農業で使用するエネルギー自体も再生エネルギーを前提としたものに変わると考えています。当社の牧場にも、太陽光パネルを設置しておりますし、運営している宿泊施設の一部でも太陽光パネルと蓄電池を活用して、オフグリッド(電力の自給自足)に取り組んでおります。
このような「農業の持続可能性」実現に向けた一歩として、電気自動車のサクラを社用車にしました。実体験として電気自動車に乗ることで、当社で働く従業員の持続可能なエネルギー・再生エネルギーへの意識が高まると考えております。
社用車としての使い方や、ランニングコストの変化を教えて下さい。
社用車は、通勤や買い物、配達などで乗り回してもらっています。利用した従業員からは「レスポンス・取り回し」や「軽らしくないパワフルさ」など様々な感想が出ています。ガソリン車の排気ガスが気になり始めたり、サクラ以外のEVにも興味が湧くという、実際に体感したからこその反応を聞いています。
通勤で使う場合、片道20km程度の走行距離です。充電は牧場に設置している200V電源で勤務中に普通充電をしてもらい、帰る時には充電満タン、という状態を作っています。ガソリン車だと、誰かが給油に行き、会社に請求書が来て処理して…という手間がありますが、電気自動車は会社で充電プラグを挿すだけで完結します。実は、市街地から勤務場所までの間にガソリンスタンドがないので、その点でも非常に当社のニーズとマッチしていると思っています。
牧場運営にも電力を使用しますので、その中で電気自動車の充電代は微々たるものです。昨今の燃料費高騰の中、当社の燃料代を抑えたいというニーズとマッチしています。さらに通勤で利用することで、従業員への福利厚生の面もあります。
また、法人リース契約ですので、月額の金額が一定で使えているところもメリットと感じております。購入時には国の補助金も使用できましたので、比較的費用を抑えることが出来ました。
(※法人カーリース:車両本体価格から残価を差し引いた額と、その他諸費用を足した総額を毎月定額でリース料として請求させて頂く購入方法)
農業での再生エネルギーの活用について
小規模な風力発電や蓄電池を組み合わせて、電気を地産地消しつつ突発的な事態にも備えられる状況を作れないか、という構想を持っています。その一環で、牧場にも太陽光パネルを設置しておりますが、FIT(固定価格買取制度)が近々満了になり、電力会社への売電価格が下がるので、太陽光パネルで作った電力を牧場で有効に使える仕組みのひとつとして、電気自動車への蓄電機能にも着目しています。
まだ電気自動車に乗ったことがない方々に対して
電気自動車への興味がある方は多いと感じるのですが、実際に乗ってみなければライフスタイルが変わるイメージ、電気自動車の良さはわからないのでは、と思っています。例えば「毎日充電ケーブルを挿すのは面倒ではないか?」と言われますが、電気自動車ユーザーからすると「毎週ガソリンスタンドに行く方が面倒では?ガソリンスタンドも遠い上に混んでいる時も多いのに…」と思います。
実は、電気自動車の良さを感じて、自家用車としてサクラを購入しようと考えている従業員もいるほどです。一度体感するとわかる電気自動車の良さを、ぜひ多くの方に体感してほしいと感じています。
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